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日記
2025-10-20

ときめきの結婚指輪と「製法」

デザイン・色合い・ダイヤモンドだけでなく

ときめきには、もう一つ気にしていただきたい要素の「製法」があります。

 

現在では約9割のほとんどのジュエリーが鋳造(ちゅうぞう)という製法で、

金属を溶かして型に流しこみ成型する量産型が主流です。

 

それに対して残りの1割に昔からの職人の手仕事で手間をかけて仕立てる鍛造(たんぞう)という製法があり、

Solteもこの製法。

 

※メーカーによってはプレス機で圧力をかけて硬くするプレス鍛造という製法もありますが、

サイズ直しが交換というそのメーカーでのみの対応ということになります。

素材によって硬さやとける温度も違い、ご希望の指輪へと工程を経て行きます。

ある程度伸ばしたものをさらにローラーをかけます。

叩きながらリング状に

継ぎ目を合わせ

ロウ付けし

削り込みや磨き

 

こちらのシンプルなリングのみでも、写真にはない工程があり

一つ一つの作業には力加減や角度、温度やスピードも必要となり手間暇をかけて仕立てていきます。

さらにはダイヤモンドの形にあわせて囲いをつくり、その囲いの角度にも拘り、慎重に丁寧に留めていきます。

 

すべてが熟練の手さばきで、知識や経験・根気のいる作業。

お好みで幅やデザインの変更にも対応させていただけます。

 

職人も減り、このように手仕事で仕立てる鍛造製法のジュエリーは高級品としてのみになり

結婚指輪ではさらに希少になりました。

 

その為、目にするほとんどが鋳造製法なので全てが同じように見えてしまうかもしれませんが

私達からすると、違いがわかります。

 

単純な叩くことによる密度と強度だけでなく、手仕事によるいくつもの工程を経ることで

質感や何とも言えないオーラを纏います。

 

まあでもそれは、それぞれに好みがありますのでお好みでお選びいただけたらと思います。

こうした製法もあるという事をご紹介させていただきました。